
ジャージー牛とは、英仏海峡に浮かぶチャネル諸島のジャージー島を原産とするジャージー種と呼ばれる牛の品種のひとつです。もともとはフランスのブルトン種とノルマンディー種の交配によって生まれた種ですが、王室用ミルクを作るためにジャージー島で長年にわたって他の品種から隔離されて改良されたため、乳牛の中では最も濃厚な牛乳を出す「ロイヤル」な特徴を持つ独自の品種になりました。
ジャージー牛は乳用牛の中では最も体格が小さく、とれる乳量もホルスタインの3/4ほどしかありません。また、小さなジャージー島内のジャージー牛も1万頭ほどしかいません。産出量の少ない貴重品な上、高タンパクでビタミンやミネラルなど栄養価が高くイギリス王室の御用達であったことから、現在でも高級品のイメージが残っています。
乳脂肪が5%前後、無脂固形分が9%以上と高く、濃くてクリーミーな風味の牛乳はそのまま飲むほか、コーンフレークやアイスクリームにかけたり、コーヒーや紅茶のミルクとして、あるいはヨーグルトやアイスクリームに加工され世界中で愛されています。

低温殺菌「パスチャライズ製法」とは、フランスの細菌学者パスツール(Pasteur Louiss, 1822〜1895)がワインの風味を損なわずに有害菌を除去するために考案した殺菌方法で、牛乳では63℃30分が基本とされています。日本では厚生省が定めた低温殺菌のガイドラインにより、殺菌に使用する機械設備の種類別に「63〜65℃30分」「65〜68℃30分」と定められています。
低温殺菌牛乳は胃の中に入ると、胃の中の酸や酵素と牛乳のタンパク質が反応してお豆腐かプリンのように固まります。そして胃の中でゆっくりとより吸収しやすい形に変えられ、小腸で吸収されるので、効率よく栄養分を取り込む事ができます。
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